読書メモ

人間は神になろうとしている

概要

過去の人類は「飢餓」「疫病」「戦争」に苦しんできたが、現在は肥満が増え、ガンが一番の死因となり、自殺が暴力による死を上回っている。
人類は過去の課題をある程度解決し、未解決課題である「不死」と「至福」を解決するために、科学的な技術を駆使し、それを実現しようとしている。
その科学的な技術とは「生物工学」「サイボーグ工学」「非有機的な生き物を生み出す工学」である。

生物工学

遺伝子コードを書き換え、脳の回路を変更し、生物学的なホルモンバランスの変更をする
→第2の認知革命に繋がる
学問:生物工学、遺伝子工学、脳科学、神経学、動物行動学など

サイボーグ工学

有機的な身体を機会に変える。
バイオニックハンド、人工の目、ナノロボット、さらにはインターネットに接続することで、同時に複数の場所に存在できる。
学問:サイボーグ工学、ロボット工学など

非有機的な生き物を生み出す工学

最終的に有機的な部分を全て無くし、非有機的な生物になる。
今までの生命の枠を超えて、現実と仮想を自由に生きるようになる。
学問:人工知能関連、統計学、電気通信工学など

参考文献

『ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来』<河出書房新社>
『ホモ・デウス 下: テクノロジーとサピエンスの未来』<河出書房新社>
 ユヴァル・ノア・ハラリ (著), 柴田裕之 (翻訳)